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December 17, 2018

銅イオン担持硫黄架橋型共有結合性トリアジン構造体(Cu-S-CTF)による酸素還元反応に関する成果が、ChemElectroChem 誌に受理されました。

銅イオン担持硫黄架橋型共有結合性トリアジン構造体(Cu-S-CTF)による酸素還元反応に関する成果が、ChemElectroChem 誌に受理されました。
“Sulfur-Linked Covalent Triazine Frameworks doped with Coordinatively-Unsaturated Cu(I) as Electrocatalysts for Oxygen Reduction”

本研究では、銅イオン担持硫黄架橋型共有結合性トリアジン構造体(Copper-modified Sulfur-linked Covalent Triazine Framework : Cu-S-CTF)が、高活性酸素還元電極触媒として機能することを見出しました。
特に本論文では、硫黄が銅に配位しCu(I)が安定化されることで銅の酸化還元電位(Cu(I)/Cu(II))が正電位側にシフトしたことと、強固なフレームワーク構造により銅中心が空のサイトを安定して保持したことの両立が、高い活性に寄与したことが明らかになりました。