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January 11, 2019

金属リチウム負極電池に関する論文がJournal of Electroanalytical Chemistry誌に受理されました。

金属リチウム負極電池に関する論文がJournal of Electroanalytical Chemistry誌に受理されました。

”Electrochemical impedance analysis of the Li/Au-Li7La3Zr2O12 interface during Li dissolution/deposition cycles: Effect of pre-coating Li7La3Zr2O12 with Au”

 リチウム(Li)金属はLi-airおよびLi-sulfur電池などの次世代電池の負極として魅力的です。しかし、電解液との副反応によるLi金属の消費やLi樹枝状結晶の成長による短絡などの問題により、二次電池負極としてのLi金属の実用化は未だ実現されていません。こうしたLi金属の使用に係る諸問題は、固体電解質の利用により解決される可能性がありますが、一般にLi 金属/固体電解質界面の電子移動抵抗は高く、このことが固体電解質の利用を阻む一つの要因となっています。本研究では、モデル固体電解質であるLLZをLiに対する濡れ性の良い金属で予めコーティングすることで、Li析出-溶解サイクル中の固々界面抵抗増加を抑制できることを明らかにしました。

 本研究は、東京大学および物質材料研究機構との共同研究成果です。